令和5年8月26日と27日、麻布十番納涼まつりが開催された。
開会直前、大粒の雨が降ったが、40万人のまつりの熱気で雨も吹っ飛んでいった。
麻布十番通りの「豆源本店」の筋向いに、「七戸町のにんにく店」が開店し、
午後3時の開店前から長蛇の列となった。
炎天下の中、東京七戸会の売り子たちは、老練のにんにく魂で、1回500円の「にんにくつかみどり大会」を仕切った。外国人の大男がグローブの様な両手を広げ毛だらけの両腕に挟み込み、一気にばらにんにくを掴み取った。「わーア」という大観衆の歓声が沸く。
1袋1,500円のばらにんにくを2袋ほどゲットし、最高潮の大会となった。
次いで、小柄なおばさんが挑戦。細い指の小さな手で懸命のアタック。わずかなゲットであったが、「楽しかったわ」と喜んでくれた。すかさず、町から派遣された女性の会計担当から「ご褒美です」っと大玉の白にんにく1個を贈られ「ありがとう」とお辞儀するシーンがあった。
大玉のにんにくは、1袋1,200円と安かった。一挙に7袋買ってくれたお母さんもいて、拍手喝采であった。
にんにくは夕方6時には完売した。「よー、完売」の手打ちで式で皆で苦労を称え合った。
町長代理の附田財政課長さんも現地激励に懸命だった。港区区議会議員の七戸さんも子犬を抱えて陣中激励してくれた。
小又町長さんから新ワインと七戸の美酒を贈られ、懇親会では、東京七戸町の皆が喜んだ。
一言で大盛況の「七戸にんにく店」であった。
一方、「次回はもっと大きな看板を作ろう」「にんにくの販売量を増やそう」と反省も忘れてはいなかった。
佐藤一男記