「ナニャドヤラ」の起源・由来については不明。その歌詞(元唄)の意味も不明。これには諸説あり。
①神学者の川守田英二氏の説
「ナギアトヤーラーヨー ナギアドナサレダーテ サーテ サーイエ ナガアッイウドヤーラヨー」というのは、
(「エホバ進み給え 前方にダビデ 仇を払わんとす イダ族の先頭にエボバ進み給え」という意味の
ヘブライ語で、この民謡は、聖典歴史が日本歴史に移行している事実を物語る重要な証拠であると解釈。)
②言語学者の金田一京助博士の説
「ニヤニヤトヤラー」は方言のくずれたもの。その意味は「なんでもやりましょう。そうすれば、
なんでもできるものだ。わかりました。なんでも大いにやろう。」とする。
中里義美氏の説を支持されている。
③古代の軍歌説(神武東征の際)、唄の始まりの試声とするもの。
④女子が「どうなりとなされかし」と男を誘っているとする説。
⑤民俗学創始者の柳田国男氏の説
「農民の哀愁」だとする説。傾聴すべき点が多い。土地に残る歌詞の中に
「ナニガナサレテ ナニヤラドヤラナニヤドナサレテ ナニャドヤラ」というのがある。
この歌詞からみると「何がなされているのか、何やらどうなっているのかさっぱり分からない。
何がどうされたか、何が何やらわからない世の中だ」とも受け取られる。
⑥地方には、やませに由来する凶令。
⑦旧南部藩の圧政による百姓一揆。
時の権力者の政治に対するやり場のない百姓の不満と諦観が秘められている。
⑧南部の始祖・南部光行の入部の時
なにゃどやら 七戸(七戸・天間林)地方
なにゃ ハ はどやら ヨーイ
なにゃ ハ はどなされダ
ありゃ サーエ
なーにゃ ハ はどやら ヨーイ
(タショ- ヤーレショ)