広報しちのへ10月号

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七戸町総合戦略

人口減少と町の取り組み

七戸町で進む少子・高齢化に伴う人口減少を克服し、住みたい、住み続けたいと思える町をつくることを目的に策定した「まち・ひと・しごと創生総合戦略」を紹介するシリーズ3回目。今回は「政策分野3結婚・出産・子育て環境の整備」を取り上げます。
(1) 結婚希望者のサポート強化、(2) 出産・子育てにかかる経済的支援、(3) 教育環境充実の3つの方針を掲げ、さまざまな事業を行っています。
 

七戸町総合戦略の4つの政策分野
◇しごと・雇用の創出
◇住みたいという希望をかなえる
◇結婚・出産・子育て環境の整備
◇活気にあふれる地域づくり

 

結婚希望者のサポート

平成27年青森県人口動態統計によると、七戸町の婚姻率(人口1,000人あたりの年間の婚姻件数)は2.6となっています。これは県平均の4.2を大きく下回り、上十三地域の自治体の中で最下位です。また、町の30~40代男性の未婚率も全国平均を上回っており、結婚する若者が少ないことが出生数低下の要因となります。町人口ビジョンの作成にあたり実施した20~30代未婚者へのアンケートでは、現在結婚していない理由として「良い出会いが無いから」という回答が男女とも約50%に及んでいます。このため町は、独身男女の出会いの場の提供や結婚相手を探すサポートに取り組んでいます。

 

出産・子育ての支援

町は、高齢化とともに深刻な少子化問題にも直面しています。七戸町の出生数は1980年に312人でしたが、
2010年は101人、2015年は80人まで減少している状況です。
町人口ビジョンの作成にあたり実施したアンケートでは、20~30代既婚者が希望する子どもの数が平均2.34
人だったのに対し、実際の子どもの数は1.59人となっています。これは「もう一人子どもは欲しいけど、現実
は難しい」といういわゆる“2人目の壁” を感じている方が多いことが伺えます。必要な支援として最も望まれ
ているのは産婦人科の設置で、次いで経済的支援などが挙がっています。
町では、妊婦健診費用の助成をはじめ、妊婦健診にかかる交通費や宿泊費の助成を行い、町外の産婦人科を
利用する方の経済的負担軽減を図っているほか、出産祝い金(第2子5万円、第3子10万円)の給付を行って
います。また、子育て世帯には、中学3年生までの医療費や学童保育料を無料(保険料は別途負担)とする手
厚い支援を行っています。
さらに、学校給食費の無料化や大学・短大・専門学校進学者への奨学金貸付制度も実施しています。平成28
年度には、町独自で福祉の知識を有するスクールソーシャルワーカーを採用し、学校や日常生活で悩みを抱え
る児童生徒・保護者に対して、学校や家庭、関係機関が連携を図ってより良い環境とするための支援を行って
います。

教育環境の充実
平成27年度から児童を対象に、プロの指導者による音楽、ダンス、演劇、美術、伝統芸能などを体験してもらう事業を実施しています。特に、今年度は国際的な視野を身に付け、外国語学習への意欲を高めることを目的に、福島県のブリティッシュヒルズへ中学生11名が参加。英語しか使えない環境の中で、ネイティブな感覚を身に付けました。また、小学校でのタブレット教育の早期導入など、IT環境への対応についても取り組んでいます。

七戸町

旅の蔵

七戸高校創立90周年記念 トラジョサンバ

総会では七戸高校の先生に教えて頂きながら一緒に踊りました。元々は七高生の皆さんが創意工夫を凝らして七高祭や七戸秋まつりで頑張っています。

ナニャドヤラ

青森県南部から岩手県北部にかけての地域及び秋田県鹿角地方の旧南部藩領内に伝わる盆踊り。

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